ヤーコン研究会の歩み

ヤーコン研究会は、その前身である「ヤーコン同好会」が発展的に解消する形で、設立された。消費者から研究者まで、ヤーコンに興味を持つ誰でもが参加できて、親睦を深め、相互に協力しながらヤーコンを総合的に研究することを目的としいる。毎年3月第1日曜日に茨城大学農学部で研究会総会,研究発表ならびに講演会を開催している.内容は生産者や高校生による栽培や普及活動等の体験発表と学術的研究発表,地元阿見町の有志によるヤーコン料理の試食会やヤーコン関連製品の展示,特別講演またはシンポジウムと懇親会である。
西暦(平成) 行事など

1996〜1997年
(平成8〜9年)

ヤーコン同好会発足

第1回ヤーコン・健康研修会(平成8年)
・ヤーコンの特性と栽培法(茨城大学 月橋輝男)
・ヤーコンの食べ方(阿見町 根岸千代子)
・足心健康について(癒しのネットワーク 石黒つや子)
・キチン・キトサンについて(恒崎賢仁)

第2回ヤーコン研修会(平成9年)
・オリゴ糖の機能性について(茨城大学 堤将和)
1998年
(平成10年)

ヤーコン研究会設立、初代会長:浅見輝男(茨城大学名誉教授) 

第1回研究会
・アンデスの植物資源と農業(駐日ペルー大使 有富ビクトル)
・ヤーコンの品種改良(農水省四国農試 中西建夫)
・ヤーコンの一般的特性と栽培法(茨城大学 月橋輝男)
・ヤーコンの調理性と食べ方(女子栄養大学 高橋敦子)
・ヤーコンの故郷を訪ねて(国際農林水産業研究センター 伊敷弘俊)

第1回秋季研修会:茨城県阿見町および新治村
1999年
(平成11年)

第2回研究会
・ヤーコンその他アンデスの根菜類について(国際農林業協力協会 金田忠吉)
・ヤーコン葉に含まれる生理活性物質の有効利用(茨城大学 児玉 治)
・ヤーコン葉を配合した健康茶の糖尿病,高血圧症予防効果(全薬工業(株)寺田澄男・村本敦比古)

第2回秋季研修会 新潟県名立町
 
2000年
(平成12年)

第3回研究会   
シンポジウム「地域振興とヤーコン」 
・地域興しと農業―土と水の再確認のためにー(茨城大学 丹野清秋)
・商工会の町おこし事業(阿見町商工会 葉梨久雄)
・大宮町の地域振興とヤーコン(京都府大宮町 由村武憲)
・地域おこしと陸前高田のヤーコン(陸前高田市地域振興(株) 実吉義正)

第3回秋季研修会 岩手県陸前高田市
2001年
(平成13年)

第4回研究会(平成13年)
・ペルー農業の現状とアンデスの不思議な作物(ラ・モリーナ農業大学副総長 前薗ルイス)
・新品種サラダオトメとヤーコンの品種改良(農水省四国農試 中西建夫)

第4回秋季研修会 香川県善通寺市
2002年
(平成14年)

第5回研究会
   会長:中西建夫(農水省近畿中国四国農業センター上席研究官)
・ヤーコンの栽培状況と生産性(農水省近畿中国四国農業センター 中西建夫)
・ヤーコンの栽培と貯蔵性(農水省近畿中国四国農業センター 藤野雅丈)
・ヤーコンの無農薬栽培ができる背景(北海道東海大学 西村弘行)

第5回秋季研修会 北海道札幌市
2003年
(平成15年)

第6回研究会
シンポジウム「ヤーコンの流通と商品開発に関する諸問題」
・市場からの提言―流通サイドのヤーコンへの対応―((株)大祐 小林誠一)
・商品開発に何を求めるかー個店おこしから地域おこしー(石岡市商工会議所 山中英夫)                  
・商品開発上の諸問題―ヒト腸内フローラに及ぼすヤーコン搾汁服用の影響―(東京フードテクノ(株) 原征彦)

第6回秋季研修会 茨城県石岡市
2004年
(平成16年)

第7回研究会
・ヤーコンを美味しく食べて健康(女子栄養大学 高橋敦子)

第7回秋季研修会 ペルー訪問と国際バレイショ研究所でのシンポジウム
2005年
(平成17年)

第8回研究会
ペルーにおけるヤーコンの栽培と研究(茨城大学名誉教授 丹羽 勝)
・東南アジアの根菜を訪ねて(独立行政法人農業環境技術研究所 岡 三徳)

第8回秋季研修会 ヤーコンサミットin湘南(神奈川県平塚市)を共催
2006年
(平成18年)

第9回研究会
・基調講演
 高まる地産地消への期待−政策の背景−(茨城大学農学部 安藤光義)
・シンポジウム
 地産地消とヤーコン
 (コーディネーター:岩手県陸前高田観光協会 實吉義正,パネラー:クボノ農産加工所 久保埜光男,阿見町役場経済課 湯原恒夫,平塚農業高等学校 竹内 睦子))
 
第9回秋季研修会 ヤーコンサミットin山古志(新潟県長岡市山古志地区)を共催